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'18/09/11
六角溶接砲塔とキューポラ無し二枚ハッチ砲塔が選べる

更に立て続けに、マッチボックス(現・ドイツレベル)1/76のM3軽戦車
を組んでみる。'70年代後半から'80年代前半くらいにシリーズ展開
された物の一つで、車輌と同じランナーにベースが入ってるのが特徴、
そのままヴィネット(ミニディオラマ)ができるザマス。ランナーに付いた
状態では一見してモールドが甘く感じられ、しかも(マッチボックスは
飛行機でもそうだが)ランナーごとに成形色が違い、塗装前は変な
立体パズルめいているのザマスが、しかし組み上がると良い感じ。
意外に合わせは悪く無いしサク サク組める
フジミのマチルダよりは一体成形を進めており、パーツのすりあわせが
しっかりしていればきっちり仕上がる精度。砲塔が溶接角型のM3と、
円筒型二枚ハッチM3A1のコンパチで、前者の箱組に少々気をつける
ことくらい。なお1/72だと古いハセガワが、あとポーランドのミラージュ
からスチュアート系バリエーションが幾つも出ていて、更にS-Modelと
いう一体成形を進めた1/72戦車シリーズを作ってるメーカーがあって
M3A3が出ているけど、ミニスケールだと最後のが正解だと思うザマス。

(このキットにはチュニジアっぽい砂漠の山岳地帯の道路らし きベース
が付属。フィギュアの出来が当時の日本製より良いのはエアフィックス
やマッチボックスの特徴。昔のハセガワ・フジミ・ニットー1/72〜76はより
大きいサイズの原型を作ってそれを縮小するとかしてないっぽい。)




'18/09/12
なお次点は天丼弁当

関東は今週に入っていきなり残暑終了、涼しくなったザマスな。夏の
間、慢性的に喉が渇き仕事から帰ってきては500mlのDRYチューハイ
ばっか飲んでたザマスが、それと同時に
BIG-Aの298円チキンカツ弁当ばっか 喰ってた
こんなに安いのにカツがデカいので、500mlチューハイ飲み ながらだと
バランスが良いからね!イオン系の弁当は安いけど米がダメで、冬に
温めずに喰うようなことがあったら最悪ザマスが、上が同じグループ
だけどダイエー系であるBIG-Aのはずっとマシ、むしろこの価格でこれ
だけ頑張っていることに感心するレベル。チキンカツ弁当にはオマケ
程度に細く刻んだ壺漬けが入ってるだけザマスが、主力兵器はあくまで
カツなんだからこんなもんでよかろう!なのだァァァッ!

(ヒレかつ弁当には親指のツメほどのサイズのポテトサラダが ついて
いるのザマスが、あんな少ないんじゃ意味ねえザマスよ!)




'18/09/13
金田一風の姿だった明智がスーツ姿になった第一作

江戸川乱歩「蜘蛛男」読了。よく似た容姿の女性が続けて行方不明
になる事件が発生。それは連続猟奇殺人犯「蜘蛛男」の仕業!
殺人を芸術と考える狂った男ながら、きわめて計画的かつ想像も
つかないトリックを使う難敵である。複数の新聞広告と行方不明者
の姉の依頼から、有名な探偵でもある犯罪研究家の博士が蜘蛛男
の存在に気づき、警察と共に負い始めるが、犠牲者が次々に発生。
連敗が続く博士と警察、しかしあの男が海外から三年ぶりに帰って
きた・・・明智小五郎!そして彼は、事前に新聞で読んで知った情報
だけから、蜘蛛男の正体を見抜いていたのだ!
って「悪魔の紋章」と同じじゃねえか、ザッ ケンナコラー!
アッハイ、またしてもこっちの方が先、ネタのリサイクルの元作品で、
明智が登場する長編としては、「一寸法師」と「魔術師」の間に書か
れた初期作品ザマス。更に「石膏像に塗り込められたバラバラ死体」
は前作「一寸法師」でもやってるし、乱歩先生、この殺し方が余程
好きな上、「パノラマ島」の風景と合わせるとオティンティンがカティン
コティンになる変態に違いない。あと狙われている人物を田舎の
一軒家に疎開させ、明智がその家の主の老人に変装して犯人を
待ち受ける作戦は、後に二十面相相手にもやってるザマスな。
というわけで、「魔術師」同様に後発の作品より先に読んでおくべき
一作ザマス。

(『犯人と同時に姿を見せない奴が犯人』の法則に従い、読ん でる途中
で犯人がわかってしまったのザマスが、『え?またこのパターン?』と
思ったけど、実際正解だったのザマス。)




'18/09/14
とりあえず締めは「明智先生ばんざあい」でOK?

江戸川乱歩没後50年経過で作品がドメインフリーとなり、昨年から
いろいろ読み続けてきたのザマスが、ごく初期作品はまだしも通俗
(大衆)小説化してからの明智小五郎シリーズや少年探偵シリーズは
同じネタばっかのワンパターン展開が多いので、なんか自分にも贋作
が作れそうな気がしてきたザマス・・・いやそのまんま書いても面白く
ないんだけど。しかし今まで、乱歩先生以外の多くの作家が小説・
案が・アニメ・TVドラマ・映画・ゲームなどで明智小五郎や二十面相を
描いてきたけど、これまで一度も
原作小説のイメージ通りで描かれたのを観たことがない
明智小五郎は初期はほぼ金田一耕助の見た目でモジャモジャ頭を
かき回し、しかも謎が解ければそれでいいので犯人を捕まえないし、
その後は犯人の拳銃があれば必ず弾を抜き取り、変装も体術も、
最後には催眠術まで二十面相と渡り合えるスーパー探偵に。
二十面相は現金に興味はなく、自分が価値を感じた美術品を狙う、
しかしいちいち犯行予告したり、奇妙なキャラを作って世間を騒が
せるのが大好きな泥棒。さらに明智と少年探偵団に何度もしてやら
れた仕返しのため、子供たちを怖がらせるだけに動いたり、自分が
考えたキャラや着ぐるみの出来に異常にこだわる、実際頭おかしい
(徐々に悪化)人ザマス。何よりルパ〜ン一世風の夜会服にマント、
目元を覆うドミノマスク姿なんて一度もやってないのザマスよね。

(あと二十面相の主語は基本『おれ』、『私』とかではない・・・続く。)



'18/09/15
タイトルは「変人N」とか「怪獣二十面相」 とか?

二十面相が「妖怪博士」「青銅の魔人」「透明怪人」「宇宙怪人」「黄金
豹」「鉄の魚人」「鉄のかぶと虫」「魔法博士」「サーカスの怪人(髑髏面
の男)」「妖人ゴング」「鉄人Q」「電人M」「妖星人R」「ニコラ博士」等々、
変なキャラを作って世間を騒がす度に、明智先生だけは早々に正体に
気づいていて、最後に「君は二十面相だ」と宣言するのがお約束ザマス。
しかし世間の人々は毎回戦々恐々としていたザマスが、誰も
「ああまた怪人二十面相か」と思わなかった のだろうか?
しかも盗みを働く前に、一般人や子供たちの前に姿を見せて驚かせる
デモンストレーションまで行うし、やり口がワンパターンなんだもの!
しかし着ぐるみキャラクターの造形と操演の見事さを生かし、特撮映画
の仕事でもやればいいのに、と前々から思ってたザマスが、少年探偵
シリーズ最終作の「超人ニコラ(黄金の怪獣)」が書かれたのが1962年、
「キングコング対ゴジラ」上映の年でもあるし、もし私がシリーズの新作
を書くとしたら、特撮怪獣やヒーローをネタにしたキャラによる犯罪を
起こさせて、逮捕後にその出来の良さを映画のファンに惜しまれる話
にしたいザマスな。

(あと「サーカスの怪人」で本名が「遠藤平吉」とバレている ので、警察
発表や新聞記事でも毎回「怪人二十面相こと遠藤平吉容疑者」と
やったら、己の偶像性に拘る二十面相にはダメージが大きいと思う。)




'18/09/16
さすがに二つ同時稼働はブレーカーが落ちそうで怖い

うちの電子レンジ、初代は当時同居していた妹が会社から貰ってきた
パナソニック製品、二代目はパスタ茹で容器がひっかからず使える、
ターンテーブル無しの東芝製オーブン機能付き、そしてそれが不調で
購入した今の三代目、やはり東芝製で五年新しいモデルザマスが
前兆もなくスタートボタンだけ反応しなくなりやがった!
三代目購入の原因となった二代目の不調(たまにエラー表示が出て
動作しない)は処分前にいきなり直ってしまい、一度蓋を閉めてから
再度閉めなおさないと反応しないという点以外問題なく、もったいない
ので古いのは温め用、新しいのはオーブン用に使い分けていたの
ザマスが、よりによって今度は使用頻度の低い新しい方が故障かい!
しかも家電の製造から撤退する東芝製(なので安かった)、今更修理
に出すのも・・・またなんとなく勝手に直らないかなあ?古い方もまた
壊れたら、売れ筋かつ満足度が高いのはパナソニック製ザマスが、
今度は安いアイリスオーヤマ製とかでいいや、もう。

(当初全然使っていなかったオーブン機能は、現在ではチルドピザを
焼くのに多用。オーブントースターでは大直径のピザが入らないし。)




'18/09/17
ガルパンよりドクロちゃんや大魔法峠の、という認識

「ガルパン」の水島監督の新作が、なんか今度は戦車戦じゃなくて
レシプロ戦闘機で空戦やるもので、主役側の乗機が隼I型と聞いて
空戦中に強いGで翼が折れる全滅ENDしか思 いうかばねえ!
1942年7月末、飛行第23戦隊所属のI型が、急降下で逃げるカーチス
P-40を追って上昇に転じた際、主翼が付け根から折りたたまれる
ように折れ、三機が空中分解で失われるというアクシデントが発生。
軽量化しすぎて無理が効かなかったわけで、見た目にも複葉機
めいて二枚プロペラだし、貧弱貧弱ゥ!な感はぬぐえないし。昔よく
プレイしたフライトシム「Il-2シュトゥルモヴィク」シリーズでも、構造
が強化されたII型ですら、急降下で600km/h半ば以上出すとあちこち
壊れ始めて気をつける必要があった機体ザマス。ちなみにソ連機
のMiG-3やYaK-1も、速度超過でフラップがもげたりして危険だった
ザマスな。それに比べて三式戦闘機飛燕の頑丈なことったら・・・
いやあっちは敵に比べ水平最大速度が勝るわけでもないのに
運動性は隼に及ばないので、むしろ対戦闘機戦で苦労したけど。
ともかく大丈夫か隼一型で、それとも展開上空中分解する予定が
あるのザマスかね?

(Il-2シリーズはSteam版の新作が出てるのを知らず、最近ようやく
買ったのザマスが、ジョイスティックがみつからず未プレイ状態。)




'18/09/18
「Il-2シュトウルモヴィク」では旋回戦でハリケーンを圧 倒

しかし日本陸軍航空隊が、一式戦闘機隼を採用したのって正直
遅れてるザマスよね。海軍は一年早く九六艦戦から零戦に第一線
部隊の装備転換してるザマスが、陸軍は一式戦と九七戦の混成
のままで開戦してるし。日米開戦の1941年12月、ヨーロッパでは
ドイツ軍の主力がBf109FとFw190A、イギリス軍がスピットファイア
Mk.VとハリケーンMk.II。
しかし新鋭・隼I型はそのどれよりも最大速度が遅い!
(時速500kmに達していない)、おまけに武装は12.7mmと7.7mmが
一挺ずつ、とどめに機体強度が不足という、間に合わせにしても
問題が多すぎザマス。しかしそれでも、開戦直後の快進撃ができた
んだから大したもの・・・機体性能よりパイロットの腕のような気も。

(日本では凡作機イメージの、P-40の前進・P-36(ホーク75A)。し かし
P-40より軽い分運動性は優れ、フランスに輸出された機は低空で
Bf109Eに優勢、隼I型とも互角に渡り合っているザマス。)




'18/09/19
「エリア88」を読みながら組むと楽しい

そこらへんに積まれたプラモをなんとなく素組みするシリーズ、今度
は古いアリイ(旧LS金型)の1/144ジェット戦闘機とか、F-Toys等の
塗装済み食玩キット。飛行機のプラモはコクピット内を塗装してから
でないと組めないのでなかなかパチ組みできないのザマスが、
1/144だと内部が無かったり簡単だったりで黒く塗りつぶせばいいし、
食玩だと塗装済みなので気楽ザマス。しかし'70年代末から'80年代
にかけてのLSのジェット機は、当時一機100円とか子供向けなのに、
脚柱も細く繊細なモールド。よくもまあ、精密ニッパーも持っておらず
接着剤は当時同梱されていたひし形のセメダインだった小学生に
組めたものよのう・・・いや子供のころの自分は、1/144飛行機には
ほとんど手を出してなかったけど。LSのF-20、F-16XL、食玩のMiG-
21、そしてドイツレベルのMiG-25をザッと組んでみたのザマスが、
MiG-21やF-20と比べ、MiG-25クソでけえ!
大戦中のレシプロ機で言えば、単発戦闘機と双発爆撃機くらいの
ボリューム差。まだMiG-25の実態がわからなかった頃、ミグなん
だから制空戦闘機だろうと思った米軍は、F-14や15といった大型
双発戦闘機を作って対抗しようとしたのザマスが、亡命事件で
明らかになったそれは、高速爆撃機を迎撃するためのミサイル
プラットフォーム的な直線番長だったのザマス。プラモでほかの
機体と比べてみると、なるほどこれはデカいエンジンでまっすぐ
高空までぶっ飛んでいくための飛行機なんだな、と納得できた
ザマス。1/144キットは気軽に組んで「形を比べる」のに最適。

(流石にこのスケールの飛行機キットは食玩のが新しい分出来もよく
昔のは旧価格ならまだしも、わざわざ買うことないザマスな〜。ドイツ
レベルのは、ミリタリーイベントで、当時レベルとの提携が切れた
ツクダホビーが投げ売りしてたので、まとめて買ったものの一つ。)




'18/09/20
怪獣ソフビも職人のせいかキューピー人形めいた体形 だったし

昭和の昔、駄菓子屋や小学校近くの文具店で売られていた低価格
のプラモデルは、児童向けの「安価な玩具」=完成品でない分、低
コストな物であり、ミニチュアをディスプレイして楽しむのではなく、
ゴムやゼンマイやモーターを動力として走らせたり、それがなくても
手で動かせる(例えば車輪が空回りする)ギミックが仕込まれて
いる物が多かったザマス。まして実物が存在しない作品世界のメカ
を、正確に再現しようとしたキットは極めて少なく、玩具として追加
されたギミック(例えば歩かせるために足が巨大になったり、設定に
ないロケットパンチ追加等)優先だったり、当時は子供心に「コレジャ
ナイ感」が強かったザマスな。それが平成に入って以降、
安価な塗装済み完成品の出来の良さが急上昇!
かつての「スーパーカー消しゴム」「キン消し」「ガンダム消しゴム」
といった、消しゴムとは名付けられてるけどPVC素材のフィギュア
だったりした物は、きちんと塗装されていたり、プロポーションが
実物を正確に再現したものがなく、いかにもなチープトイ。それが
中国工場で塗装済み完成品が、日本国内では不可能な程に安く
作れるようになり、また商品を企画するのが、子どもの頃手にした
玩具に不満のあったオタク第一世代になったせいか、ガチャポン
や食玩の出来が急激に進化していったものザマス・・・続く。

(最初から最後まで『自分で組み立てるオモチャ』、アオシマ の合体
シリーズはそのへんまったくブレずに続けられ消えていったザマス。)





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