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'18/07/11
本日肉体労働現場が無くネカフェ行きの予定 がこれで止めた

amazonプライムの会員対象で、今ならkindle unlimitedの最初二ヶ月が月額
99円という激安だったので、お試しで初めてみたザマス。プライム会員限定
のある程度の読み放題があったのザマスが、unlimitedはそれより遥かに
多くの電子書籍/雑誌/漫画が読めてしまう!もっとも、自分が読みたい本
が対象となる和書12万冊、洋書120万冊以上の中にどれだけ含まれてるか
によるのザマスが、私個人にとってはこれが標準の月額980円でも、漫画
喫茶/インターネットカフェに通うよりも充分経済的ザマスな。
まあダメだったとしてもこ こから退会できるわけだし
しかしamazonプライムの無料動画ですら時間的に観きれないのに、kindle
unlimitedで読みたい本を読み切るのも不可能っぽいザマス。

(amazonプライムの時もお試しで始めて、解約するのを 忘れてそのまま続け
ているザマスが、米amazonの1/3の年会費であり、実際お得なのザマス。)




'18/07/12
模型専門店より駄菓子屋や文具店の店頭で 売ってったイメージ

で、amazonの模型関係を見ていたら
いつの間にかフジミの1/76戦車もとんで もなく高額に
1/35だと、タミヤMMシリーズ初期のII号戦車が初版300円、現在税別1200円
と四倍だけど、150円(石油ショック後200円)のフジミや旧ニットーの1/76戦車
が、税別1200円!旧ニットー/現フジミのは、ニットー時代の末に接着可能な
ベルト式の出来が良くない+経年劣化しやすいことからインジェクションパーツ
に変更されているけど、フジミのは昔のまんまだし。2000年代前半に大きめの
箱で出ていた当時800円だったのも高いと思ってたザマスが、輸入キットの1/72
が2000円前後とかクソ高くなってるのに便乗、しかし出来は昔のままなのが
悲しいザマスな。ガンプラみたいに、大昔のは300円のままとか・・・子供が戦車
プラモ始めるきっかけ用に安くしてほしいのザマスが、やっぱ無理ザマスかねえ。

(フジミの1/76マチルダは、小学生の頃にジオラマセット に付いてたのを作った
ザマス。あと800円のを特価200円と昭和の頃の値段で買ったのがまだあるし。)




'18/07/13
なお当時の小学生には大人気、イマイからプ ラモも出た

kindle unlimitedで、早速未読だった小澤(小沢)さとる作品をいろいろ読む。
古い小沢作品は「サブマリン707」「青の6号」「エムエム三太」が秋田書店の
サンデーコミックス(様々な出版社の雑誌掲載作品を集めた古いレーベル
で、特に初期は自社で単行本を出していなかった小学館の少年サンデー
掲載作品が多い)で、しかしいろいろカットされた再編集版が比較的手に
入りやすかったくらいで、完全版がず〜っと後に限定的に出版された程度。
読み切り作品や単行本一、二冊で収まる程度の短い連載作品は単行本化
されてないのが多く、近年ようやく値段の高い愛蔵本が出たくらいザマス。
サンデーコミックス版がある「エムエム三太」にしても、他の二作品に比べ
店頭で目にすることが少なく、私も今回ようやく初めて読んだのザマスが・・・
設定が小学生の「ぼくのかんがえたヒー ロー」的に万能すぎ!
生まれて数日で喋ることができる程に脳が発達、しかし体の方がそれに
追いついてないため発熱し幼くして死にかけるも、救うことができるという
中東の天才科学者に15年預けられる・・・既にトンデモ設定ザマスが、
成長して科学者親子と共に日本に戻ってきた三太(エムエムはミラクル・
マイティの略)は、銃で撃たれても貫通するだけで孔もすぐ塞がる、25歳の
姿に成長でき15歳の姿に戻れる、念力や特定の相手ならテレパシーまで
使えると、「生まれつき」設定にしては盛り込みすぎのスーパーキャラに!
子供が高いスキルを与えられ活躍する作品というと「ジョー90」を思い出す
ザマスが、エムエム三太は三年先んじているザマス。少年漫画なので当然、
この力を生かして悪の組織と闘うのザマスが、日本政府の直属とか組織に
属するとかではなく、基本例の科学者親子と実の両親と共に独自に活動、
あと警視長の警部と協力関係にある程度。民間人が武装したり刑事事件
に勝手に係わったりするのを咎められないのは、まあ昔の作品なので。

(第一部は別名義でサンデーに『サブマリン707』と同時連 載されてたのが、
W3 騒動の巻き沿い?でマガジンに移籍し第二部、更により古い、秋田書店
の冒険王掲載の読み切り版まであったのザマス・・・続く。)




'18/07/14
横山光輝作品に比べ絵柄や展開がスピー ディーなのが特徴

「エムエム三太」のプロトタイプである「冒険王」読み切り版だと、三太は
父親が発明家の少年探偵で、特殊能力は持ってない模様。ページが
足りなかったらしく、最後のコマでその後どうなったかをナレーションで
語って終わる、という強引さ・・・いや、小沢さとる作品にはよくあるけど。
胸のポケットに自在に飛び回り攻撃する万年筆型の武器を持っていて、
これはマガジンに移籍してからのムウムウ団編にも出てくるのザマスが、
似たようなのが鉄人28号(小沢さとるが代筆した回がある)にも出て来た
ザマスな。一方、10年後の姿に成長する能力は使われなくなったザマス。
あと作者も流石に無敵すぎると思ったのか設 定を修正
ムウムウ団編冒頭、大口径弾を多数被弾した三太は大きなダメージを
受け、暫く昏睡状態に。そりゃあまりに「何でもアリ」じゃ盛り上がらない
し、逆に弱点をどう克服するか描いた方が面白いし、話も作りやすい
わけで。もっとも当時の小学生に人気があったということは「俺TSUEEE」
設定はむしろ年少者にはウケが良いということなのか。

(少年サンデー連載のアンロックマシン編、ラストは諸事情で 大急ぎで
畳んでしまったらしく、結局アンロックマシンが何かイマイチわ からない!)



'18/07/15
例によって展開が早くガンガン盛り上げるが、ストーリー は荒 い

続いて「冒険日本号」、「サブマリン707」と同時期に月刊「冒険王」に 連載
されていた作品。莫大な遺産を受け継いだ日本(檜の元)太郎は飛行可能
(宇宙まで行ける!)な潜水空母「日本号」を造船会社に発注(よくできたな
そんな超兵器)、自らは世界一周の旅に出て、共に乗り込む仲間を集める。
帰国した太郎は政府とすったもんだ(そりゃ民間人がそんな兵器所有したら
問題になるわな)、結局彼の目的に同意する世界各国からの応援で、日本
号の運用が認められ、仲間達と共に冒険の旅に出る。

世界を一つにするために高性能新型艦を作る・・・707 のU 結社?
日本太郎ヤベえ!そりゃ争乱予備罪が適用されて警察に追われるわな!
「冒険」と言っても具体的に何をやるのか不明なままスタート、宇宙で謎の
円盤に遭遇、、結果そこで新しい仲間が一人増え、そして小国の王子である
仲間の一人の祖国を狙う陰謀に巻き込まれ・・・決着したところで尻切れ
トンボに終了・・・竜頭蛇尾にも程があるザマスよ!


(王子の父親が日本号の承認を日本政府に迫った時、首相たちは大物だと
慌ててたザマスが、その後大した力もない小国と判明。何だったのか?)



'18/07/16
主人公の一人(また名前は三太)は片腕サイボー グに

更に続いて「少年台風(タイフーン)」。「サブマリン707」の前に月刊「少年」
で連載開始、後半は707の初期と併行して連載されたザマス。ケンカ友達
の二人の少年が空母「台風」の乗組員に志願、訓練と(例によって)悪の
秘密結社との戦いが描かれる・・・けど台風って海自の所属なの?途中
護衛艦にエスコートされる描写があるし、乗員は自衛隊の階級だけど、
なんか普段は独立して活動(後にフリゲート二隻と潜水艦一隻を加え艦隊
を編成)してるし、何より日本じゃ建造が許されそうもない原子力空母だし、
その辺具体的な設定が描かれてないので。ってゆ〜か、そもそも
何と闘うために建造された艦・編成された隊 なのかも説明無し
これの後の「日本号」と違い少年だけの組織ではなく、大人のプロの隊員
の実戦部隊があって、少年たちは次世代の候補生、本来は闘う立場では
ないのザマス。なので主人公達は何かあると、命令を無視して事件に
飛び込んでいくパターンで、もちろん何度もクビにされそうになるし。ちょっと
どころではなく構成を失敗してる感が。さらに本編は話の途中で唐突に終了
してるザマスが、「少年」の休刊はもっと先のことだし何故なのザマスかね?

(世界中から集めた少年で編成された、対悪の組織特殊部隊、 という設定
の漫画としては、この三年後の作品である望月未起也『ケネディ騎士団』が
決定版だと思うザマス。)




'18/07/17
なお「ハントム」ってのは「ファントム」のことらしい

またまた続いて「ハントムX]「スキップレッド」。共に「サブマリン707」がアシ
スタントのバイク事故(片腕を失う重傷)で中断し、二年後に「青の6号」の
サンデーでの週刊連載が再開されるまでの期間に、月刊「少年画報」に
短期連載された作品ザマス。前者は・・・300年前に地球に降り立ち、多く
は地底都市に潜み、一部は地上に出て人間の中に溶け込んだ、忍者的
な身体能力を持つ異星人「ハントム」。それが新たな独裁的指導者により
地上に出て世界を征服しようと謀る。前指導者の息子である主人公ら、
一部の者はハントムのテロ活動を止めるべく、同砲との戦いを開始した
・・・って感じのストーリーで、連載に先立つ予告編まであるのザマスが、
予告では主人公が心を許している反面、そちらは密かに殺意を持って
いるという設定のヒロインは、本編だと(親と共に人間の中で生きていた
ため)自分がハントムであることも知らず、結果戦いに加わることもなく、
殺意云々の設定はなかったことに!前半は忍者バトル的アクション、後半
に敵指導者の命でハントムたちのメカが地下都市から地上に現れ、人間
に降伏を迫るのザマスが、その直後に
指導者が、メカに乗り込んできた主人公にあっさり射殺され る!
するとメカは地上から宇宙に発進、地球を離れていく。指導者の死により
今まで抑えつけられていたハントムたちは、故郷へ帰る道を選んだのだ・・・
って、ハントムの母星が消滅したから地球に逃れてきた設定はどこいった
・・・想像するに、「青の6号」の連載が始まって続けられなくなったせい?

(絵柄の似ている横山光輝作品との大きな違いの一つはそのスピード感!
淡々と進行する横山作品に比べ、戦闘シーンが実にスピーディーザマス。)




'18/07/18
ウルトラマイナー作品なのに、主役メカがプラモ化されてい る!

で、「スキップレッド」、これは「ハントムX」の前に短期連載されたもの。
アメリカが開発し試験中の巨大戦車「アトムタンク(A・T)」が秘密結社
「ハーケンクロイツ」に奪われた!責任者の大佐は引責で軍から追放
され、ハーケンクロイツへの復讐を誓う。一年後、主人公?の父子の
乗った船が海中に現れたA・Tに撃沈され、それを救ったのはスキップ
レッドと名乗るヒーローめいたマント姿の男だった。少年の父の知人
だったレッドことトムソンは大佐の息子(ラストの会話の中で判明)でも
あり、共にA・Tを破壊するために新発明の装備をもって、主人公父子
を仲間に加えて独自に戦いを挑むのだった・・・
なお「スキップレッド」を名乗ったは初登場シーンだけ!
なんでそんな名前を付けたのかは一切語られない!少年もスキップ
レッドのメックウェア(強化スーツ、でも最終回ではトムソン・スキンと
呼ばれている)を与えられ、レッドと円盤型潜航艇でA・Tと闘うが、
描写もされないうちにあっさりやられてる!結局A・Tは大佐の作戦に
より海溝に葬られ、その時発射された核ミサイルは大佐が(プラモ化
された方の)円盤型潜航艇で体当たりして破壊し決着をつけ、ラスト
はレッドことトムソンが旅客機で帰国するのを見送って完・・・って、
ハーケンクロイツの組織はそのまんま!またしてもとんでもない打ち
切りエンドだったのザマス。ちなみに第一話には少年もスキップレッド
も出てこない上、第二話表紙のレッドは最後に現れる彼と違ってどう
みても少年(編集者によるあおり文句も)。どうも二年後に放映される
『ジョー90』みたいに少年ヒーローが主人公の予定だったのが、途中で
変更されたっぽい?

(しかも新型戦車が奪われる展開は翌年放映の『キャプテン・スカーレット
』のユニトロンの回みたいだし、妙に先を行ってたザマスな、小沢先生。)




'18/07/19
707にも出てくる「ジェット海流」を最初 に描いた作品

まだまだ続く小沢さとる旧作評、「海底戦隊」。一番古い作品ザマスが
一言で言えば「鉄人28号」と「サブマリン 707」の中間
例によって(と言っても、おそらくこれが元祖ザマスが)謎の潜水艦に
よる軍艦に対するテロ事件が発生。自艦を沈められ、新しい艦を与え
られた主人公の兄は雪辱を晴らすべく、再び正体不明の潜水艦と闘う。
一方、主人公である弟は、謎の潜水艦を擁するマフィ団の兵器を発明
し、しかしその正体を知ってロボットに乗って逃亡してきた天馬博士に
拉致され、敵の正体について教えられる。しかしロボットは故障、博士
は再びマフィ団に捕らえられ、一方兄の艦も敵潜水艦と相打ちに・・・
後の作品と違い、主人公達は迷い無く敵の組織とガンガン闘うのが
良いザマスな。変にリアリティに拘らず、古き良き昭和の少年漫画の
ノリを維持、「この後どうなる?ワクワク」と期待させる構成が好ましい。
序盤の説明が長い割りにオチがトホホな旧作や、やたら作品世界独特
の専門用語が出て来てわかりにくく、無駄な大ゴマを使いまくる新作に
比べたら、素直に「良い作品」ザマスな。

(当初敵組織は、天馬博士により『SEA-X団』と呼ばれて いたが、後に
『マフィ団』の海軍に当たる『SEA-X隊』に。それ以降にSEA-Xという
名称が全く登場しないので、途中で名称変更したのザマスな。)




'18/07/20
タイトルの由来が説明された前書きが kindle版には無い

しつこく続く小沢さとる旧作評、「サイピート」、講談社「ぼくら」連載作品。
週刊連載の「サブマリン707」の中盤以降と併行しての月刊連載ザマス
が、同時期に週刊連載の「エムエム三太」もやってた上、小沢先生は
本業がシステムエンジニアで漫画家は副業だったそうで、どんだけ早く
描いていたのザマスか!正直、化け物です。
空自パイロットの早田は投身自殺を図った博士を救う。自分の容姿と
体格に強いコンプレックスを持つ博士は肉体改造の権威であり、しかし
自ら脚を改造強化したが自分で顔の整形はできず悲観しての自殺未遂
(他の整形外科でやってもらえよ)で、しかし早田の容姿と勇気と正義感
を高く評価、彼を改造してより優れたヒーローにしようと企てる(既知外
ザマスな)。その博士が、偶然見かけた少年三人組のチーム名が「サイ
ピート」。それぞれが「勇気」「力」「頭脳」を体現する彼らの姿にインス
パイアされた博士は、自分が「頭脳」、早田が「勇気」、下男の五助が
「力」を体現した大人版サイピートを作ることを決めた(いい大人が子供
の遊びに影響されてるんじゃねえ!)。わざわざ無人島に作った秘密
基地に早田をおびき出した博士は無理矢理強化改造を施し、空自には
偽の早田を送り込み、とうとう大人版サイピートを結成する!
「大人サイピート」と「少年サイピート」の 二重構成が大失敗!
後半、少年達が何か事件に巻き込まれ、それを大人サイピートが応援
に駆けつけるパターン(と言ってもエピソード二つやったところで終了)
なので、敵が密輸団とかたいして大物悪役じゃなくなってしまうわけで、
肉体改造されたヒーローたちが闘うにはショボすぎる相手なのザマス。
大人版サイピート結成までに全体の半分を使ってしまったのも長すぎ。

(例によってまたラストが打ち切り度満点、いつもいつも小沢 作品は
幕の引き方がドタバタして綺麗に終わらないザマスなあ。)





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