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'24/06/11
冷夏で深刻なコメ不足がおきたのは1993年の事


先日、米を通販購入したら前回より値上げされていた
という話をしたけど、なんでも今は実店舗でも米が
品切れ+値上がり状態だそうで、なぜかと言うと昨年
の猛暑による不作(特にコシヒカリでお馴染みの新潟県魚沼郡)で収穫量が少なく、在庫が減っていく中じわ
じわと価格が上がっていた模様。加えて梅雨の遅れて
いる今年は、また平年以上の猛暑という予想だし
また今年も不作じゃないかと買い占めてる奴が いる?
だとしたら気が早すぎ!そもそも不作になった翌年
は対策がとられ、近年にニ年連続で不作という例は
無いだろうに、品不足が予想されると直ちに買い占め
に走るバカが出るいつものパターン、いや転売ヤー
もいるのか米の?

(そして…ここ何年も猛暑じゃない年なんてあったっ
け?毎年毎年猛暑猛暑言われ続けてるような気が。)




'24/06/12
ポリエステル/ポリウレタン等は加水分解で劣化する


自転車乗り用レーパンで昔買った中華製チーム/メー
カーパチモノなやつは劣化もあって全部処分し買い
替え、サイクルジャージもジッパーが壊れたり生地
が劣化したり汚れがきれいに落ちなかったりで一部
処分、自転車通勤で毎日替える半袖ジャージが不足。
そこで見た目かっこよくて、どうせ消耗品だし競技
に使うわけでもないので安いのはないかとヤフオク
やamazon、AliExpress等で探してみると
十年程前に比べあからさまなパチモノが減ってる?
メーカー物やチームジャージ等のデザインをモロに
パクった物(でも偽YKKとかジッパーの作りが酷い)
が大量にあったのに、似た感じのはあってもまんま
な物が激減してるザマスな。流石に中国に対しても
訴訟される事が増えたということなのか?

(夏場はユニクロ/GUのジップアップポロ等もよく
着ていたんだけど、こっちも経年劣化で処分した
ので、普段着用も何か買わなくては。)




'24/06/13
やっぱスーツと眼鏡と傘が揃ってなければいけない


amazonプライムで"キングスマン"の続編・ゴール
デンサークルとファースト・エージェントを観る。
前者は正当な続編、しかし開始早々に味方組織が
壊滅状態となり、アメリカにおける同様の組織の
協力の元、麻薬組織の女ボスによる国際的脅迫に
対抗する話。前作同様にアクションとユーモアと
バイオレンスが渾然一体でテンポ良く進み、スパイ
物特有のガジェットを使いまくった快作だと思うが
組織の創立時を描く後者はちょっとハッタリ不足
ボーア戦争から始まって、第一次大戦を勃発させ
世界を混乱させようとする秘密結社(実在の人物たち
が所属)に対抗するのが、キングスマンの元となる
英国貴族親子とその従僕たちなんだけど、アクション
やガジェットの派手さで及ばず、まあ踊るようなラス
プーチンのアクションとか、複葉機からパラシュート
降下を試みる際のドタバタとかくらいしかなく、同じ
シリーズにしてはパワーダウンの感が。いや、一本
のアクション映画としては決して悪くないちゃんと
したものなんだけど、前作と立て続けに見てしまうと
良い意味でのバカさが突き抜けてないのが残念で。

(ファースト・エージェントでも語られているけど、
当時のイギリス国王・ドイツ皇帝・ロシア皇帝は
同じ祖母を持つ従兄弟同士だったのザマスな。)




'24/06/14
ニ作目でエルトン・ジョン(ゲイ)が本人役 ででてる

ところでキングスマンの一作目の敵は表の世界での
IT長者、それが一般大衆に体に埋め込むと無料イン
ターネットができるチップという名目で配布した
チップを介し、低周波を送って凶暴化させ互いに殺
し合わせ、増えすぎた人口を間引く、という陰謀。
ニ作目は麻薬組織が供給する麻薬に仕込んだ毒物に
よって麻薬常習者を人質とし、アメリカでの麻薬の
合法化を大統領に迫る、という陰謀。三作目は帝国
主義の時代の世界で大戦を誘発させようとする秘密
結社の陰謀…なんだけど三作目のボスが
どうして歴史上の有名人達の上役なのか理由が不明
ラストに顔を見せるこのボス、途中の展開でこいつ
が実は敵だな、ってのは読めたんだけど、成功者
である前ニ作のボスたちと比べると、別に表向きの
大物ではないし、大陰謀を行った理由も動機として
は弱いと思ったザマス。

(そういや三作目は前ニ作みたいな"明るいグロ描写"
は無かったザマスな。)




'24/06/15
下手すると最初からアメリカがバックだと妄想してる


Twitterとかでイスラエル軍によるハマス壊滅のため
の戦闘を、パレスチナの一般市民を含む無差別攻撃
だと批判する人の言ってる事を見るに、
そもそもの始まりについて知識が全く無いのが明らか
パレスチナ人の土地を奪って勝手に建国、圧倒的な
軍事力で罪なき人々を弾圧、くらいにざっくりした
アラブ・イスラム側の主張だけ読んで信じてる感じ。
まあウクライナ侵攻に関しての親露派とかも同じで
根本は"反米"、というか"自分のいる世界を支配する
漠然とした巨悪"の存在を妄想し、"こんなはずでは
ない自分を貶めている敵"という妄想からの逆張り
が根底にあるようで、自ら第三者視点での資料を
探して調べようなんて気は無く、自分が批判する事
に肯定的な内容の物しか読まないからザマスな。

('70〜80年代頃の劇画の悪役にありがちな、米帝の
軍産複合体による世界支配、という今から見ると
雑というか陰謀論者が大好きな世界観…続く。)




'24/06/16
昔からユダヤ人側に強い武力があったと勘違いも?


エルサレムを中心としたユダヤ人国家がバビロニア
帝国に滅ぼされたのが紀元前586年。奴隷にされる
のを免れたユダヤ人は周辺諸国に散っていき、長い
年月を経てヨーロッパやアメリカにもユダヤ系の
社会が広がっていき…しかし遥か後の時代、ロシアや東欧では19世紀末に大規模ユダヤ人弾圧"ポ グロム"
が発生し、略奪や虐殺の被害を受けた万単位のユダヤ人達が、国境を越えて当時はオスマン・トルコの領土
であったパレスチナに逃れ、またロシア帝国とは敵対
関係であったオスマン・トルコ側はその移住に寛容
だったが、流石に独立国家を作るのは認めなかった。
ナチスによる迫害やイスラエル建国などずっと後の話
そして第一次大戦、トルコとは敵だった大英帝国は
地元アラブ人とユダヤ人双方を支援しパレスチナの
地をオスマン・トルコから独立させる政策に出て、
これが遠因となってパレスチナ問題が始まるザマス。

(基本、略奪や虐殺に走るのは政府や正規軍よりも、
扇動された一般人、というか貧乏人な例が大半。)




'24/06/17
そりゃ殺す気で襲ってくる奴らに反撃するのは当然


そしておなじみのブリカス仕草で、対オスマン・
トルコ戦への協力の代わりにアラブとユダヤ両方に
独立を認めてしまったイギリス。一方、当時欧州
から流れてきたユダヤ人たちは新しい産業を持ち
こみ地元民への雇用も発生、景気もよくなり歓迎
するアラブ人たちもいたんだけど、
元からいた遊牧民や農民のような低所得者には脅威
よそ者が俺等の地元で景気よくやって稼ぎを奪って
やがる!しかも異教徒が!と一部の部族がユダヤ人
入植地に対し暴動をおこしたのが1919年と1922年
のこと。武装して襲ってくるアラブ民族過激派に
対し、国軍なんてもちろん無い独立前のユダヤ人は
自衛組織"ハガナ"を結成。イギリスから派遣された
ウィンゲート大尉が彼らに指導したのは、専守防衛
ではなく襲撃に対しては徹底的に報復、明らかに
ユダヤ人襲撃を準備中の敵に対しては先制攻撃、と
いう攻性の組織作りであり、これが後のイスラエル
国防軍のドクトリンとして受け継がれていくザマス。

(そしてこの時代にあった事、武装して攻撃をかけて
きたのはアラブ/パレスチナ側であった事実を全く
知らないと思われる、パレスチナ擁護派。)




'24/06/18
金持ち層は損得勘定で仲良くやれてたのに貧民は


第一次大戦後、同地を委任統治していたイギリスの
協力で自衛組織を作ったユダヤ人入植者達だけど、
一方でイギリスがイスラエルの独立を妨害している
として現地の警察や統治機構にテロ攻撃を仕掛ける
抵抗組織イルグンとレヒも生まれ、これらは最終的
にハガナ等と合流しイスラエル国防軍の一部となる。
また大戦後の東欧からのユダヤ人の入植は続き、
これがナチス・ドイツの誕生で迫害されたユダヤ人
が加わって、1930年代半ばにはパレスチナの人口
の3割がユダヤ人に。この大規模な移民と土地購入
(奪ったとかではない)に反発したアラブ側反ユダヤ
武装組織"黒い手"がテロを起こし、イギリス当局に
鎮圧されたのが1935年。それに反発して翌年には
大規模パレスチナ・アラブ反乱が発生。例によって
貧民を集めて武装させ、ユダヤ人入植者を襲撃
これはイギリス治安部隊やハガナにより1939年に
収束したけど、これとは別にイルグンが報復として
アラブ人の村を襲撃(後の1948年には虐殺事件で
あるデイル・ヤシーン事件も発生)し、殺ったり殺ら
れたりのドロ沼状態になっていくのザマス。

(なお前述のウィンゲート大尉は有名な"アラビアの
ロレンス"の従兄弟で、後にビルマで日本軍相手に
戦った特殊部隊チンディットを創設した准将。)




'24/06/19
なんかもう勝手に戦えとイギリスも放りだしたい所


状況が悪化し、ユダヤ人地区とアラブ人地区に分割
して共存する道も双方が反発して絶たれてしまい
委任統治国たるイギリスも「もう無理」と宣言。
当時のユダヤ人の中心地から地方の入植地への補給
トラック隊をアラブ人たちの襲撃から守る常設野戦
部隊パ ルマッハも編成され、これは後のイスラエル
機甲師団の始祖でもあったのザマス。そして第二次
大戦、対独戦で忙しくてイギリスもパレスチナ問題
にかまってられないし、ユダヤ・アラブ共に英連邦
軍に部隊が編成されて枢軸国(と、ヴィシーフランス
軍)相手に戦ったので、しばらく争いは下火だったが
終戦後、ホロコーストから逃れたユダヤ移民が急増
ユダヤ系ロビーのあるアメリカはパレスチナ移住に
賛成だったが、アラブとの関係を悪化させたくない
イギリスは反対、移民船を拿捕してドイツに送り返
したりで、ユダヤ人の怒りを買ったのザマス。

(よく調べないでパレスチナ問題を語る輩はここから
の話しか知らないのでは?)




'24/06/20
当時は押収されたドイツ製の銃器が多く見られる


そしてとうとう第一次中東戦争=イスラエル独立戦争
が勃発。開戦当時はまだ正規軍すらないイスラエル
に対する、エジプト・ヨルダン・シリア軍と義勇兵。
その兵力は14万人vs66万人、圧倒的な差ザマス
撤収するイギリス軍の戦車等を装備するアラブ陣営
に対し、イスラエル側の装甲兵力や火砲はごく僅か。
以前イギリス軍に提供されたり盗んだり、チェコや
フランス、イタリア等から買い集めた大戦中の中古
火器で武装した、大戦での実戦経験を持つ者も多い
イスラエル軍は奮戦、途中ニ度の休戦期間中に戦車
や戦闘機を調達し、武装組織をまとめて国防軍を
創設し命令系統を一本化、当初の不利を覆し敵より
も多い人的損失を出しつつも、パレスチナ地区の多
くを占領し、実質勝利することができたのザマス。
なおエジプト軍がイギリスの置 いていった古いA13
巡航戦車を使って、スピットファイアの支援を受け
ユダヤ人入植地を攻撃、PIAT等の対戦車火器で撃退
されたり、シリア軍がフランス植民地軍の置いて
いったルノーR35を使い、ゾロターン20mm対戦車
ライフルや火炎瓶で攻撃され鹵獲されたり等、何か
望月三起也戦争漫画みたいな状況が発生したとか。


(しかしアラブ側の攻撃を受けた入植地の住民が完全
に殲滅、皆殺しにされた所もあり、一方でイルグン
など極右武装グループがアラブ側の村を襲う等、
あいかわらず民間人が巻き込まれ多数の死傷者が。)





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