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'18/02/01
読むのは昔々、秋田書店から文庫本 サ イズで出たとき以来

日本の少年ギャグ漫画における金字塔「がきデカ」。その前に青年誌で書かれた、
山上たつひこがストーリー漫画家からギャグ漫画家への転身のきっかけとなった、
「喜劇新思想体系」完全版の上巻-1が、kindleで99円と安価だったので買ってみた。
感想・・・すごく筒井康隆の短編 コメディー小説めいている
アパートの地中に埋まっていた戦時中の不発弾を抱えた馬鹿どもが、交番や
自衛隊の演習場に駆け込んできて大騒ぎになる第1話(まだ連載ではなく読み切り)
からして、同じ内容の筒井作品があってもおかしくない感じ。実際後に、筒井原作の
「アフリカの爆弾」のコミカライズもやってるのでなおさらザマス。筒井康隆がクレイジー
な短編を沢山書いていた当時は赤塚不二夫全盛で、交流もあったし筒井原作を赤塚
が漫画化したこともあったのザマスが、山上の絵の方が内容的にしっくりくると思った
ザマス。ちなみに「すすめ!パイレーツ」の江口寿史も「がきデカ」と筒井康隆作品両方
に影響を受けた作家で、それまでの赤塚風のシンプルな絵柄ではなく、劇画的な描き
込みの絵でギャグ漫画をやってもいいのか、と驚いたということを語っているザマスな。

(続く)



'18/02/02
キャラの等身や服がコロコロ変わる 技 法もその頃から

「がきデカ」に始まる'70年代の少年漫画ギャグの転換点は、「小集団の中のバカを中心
とした暴走」、音楽でいえばバンドの中で楽譜に従わずガンガンアドリブを入れてくる奴
って感じで、それに引っ張られて全体が無茶苦茶になるパターンが多いザマス。赤塚
不二夫型ギャグは、バカボンパパのキャラクターをもってしてもまだ大人しいフリージャズ
って感じだったのに対し、音楽のジャンルがロックに進化したみたいに画期的ザマス。
これが'80年台に入ると、メジャーどころでは過激さは控えめにファッショナブルに軽く、
絵柄からして全体にファッショナブルでポップな方に向かうのザマスが、マイナー誌では
いがらしみきおの四コマに「起承 転結」のお約束が完全に壊されていた
「起転転結」とか「起転結とどめ」(ダメ押しが入る)とか「起転転転」(オチてない)、あげく
休筆前には「起起起結」(つまり特に何も始まらず終わる、ぼのぼのに継承される)とか、
基本から離れるのを嫌う頭の固い編集者が怒りそうな暴走っぷりだったザマスなあ。
以後これは、吉田戦車みたいな'90年代のちょっとシュールなキャラが出て来る四コマに
継承され、今更ギャグ四コマで「起承転結は基本」なんて言い出す奴は老害扱いザマス。

('70年代や'80年代ギャグではボケに対するリアクショ ンとしてツッコミやズッコケは基本、
吉本新喜劇的だったザマスが、'90年代も半ばになるとズッコケ表現が激減するザマス。)



'18/02/03
そしてまた(エンドエロップに名前 があるのに)出番がない主人公

弱虫ペダル GLORY LINE 第4話・・・鳴子くん・御堂筋くんのトップ争い、その後塵を
拝していた箱学、エース葦木場自らが牽いて加速、ゴール直前の二段カーブに入る
前に近づくことに成功するが・・・
一話かけて500mも進んで ない、これが少年漫画時空か
お前ら喋りすぎ&回想しすぎ。これがアニメのドラゴンボールみたいに尺稼 ぎを行った
わけでもなく、原作通りなんだから。しかも今週は何か目新しいことやったわけでも
なく、しいて言えば御堂筋の(全く効果のなかった)友情ブラフくらい?以前やったような
心理描写と途中経過ばかりで盛り上がらなかったザマスな〜。

(全力で走りつつ、喋りまくりハンドルから手を離しまくりで 速度を維持できる超人たち。)



'18/02/04
そういった点で「ポプテピ」等は 「それ以前・それ以後」の転換点たり得ない

1980年代は1970年代のようなスポ根に代表される、正気とは思えない「過剰なシリアス」
を馬鹿にした空気があったザマスな。今から見れば実にしょうもない事を、無駄に熱演
してる姿(と、そんなものにハマッて見ている自分)が恥ずかしく、その反動ではないかと。
しかしそのうち「炎の転校生」のように、'70年代特撮やスポ根などに対しての好意と悪意の
混合、元ネタのしょうもない部分をも含めての、愛を感じさせるパロディーの始まりザマス。
やはり'80年代にはショー・コスギのアメリカンニンジャ映画が流行、ファンタジー物にも
勘違いされた「嘘日本」が増え、それを見た日本人は当初「間違ってる!」と怒りを覚えた
ものザマスが、そのうちまた「しょうもない部分も含めて」面白くなってきてしまい、自ら
怪しげな日本風をでっちあげたりし始めたザマス。
ツッコミが最小限 (または無い)な「ボケッ放し」ギャグの始まり
'90年代に入ると「すごいよ!マサルさん」に始まる、'70年代のガキでかやほうれん荘と比較
しても圧倒的なボケと(吉本興業の芸人的な)「外し」「滑り」(別に面白くないのにおかしい)
の笑いで、次世代のギャグスタイルが始まったザマス。それまでと大きく異なるのは、'70年代
や'80年代のボケ役は、暴力的なツッコミ(という名の常識人)にぶっとばされ収拾されることが
多かったのに対し、マサルさんなどはいかなるツッコミをも物ともしないマイペースっぷりな点。
つまりツッコミは入ってるのに無効にしてしまう、「ボケッ放し」の新たな形なわけザマス。

(ボケっ放しはパワフルなギャグではあるが、走りすぎると誰 もついてこれなくなり、描いてる
方がじきに自分でも何が面白いのかわからなくなってきて破綻する危険性のある、諸刃の剣。)



'18/02/05
チハ最後の大活躍は、国共内戦での人民解放軍による もの

WoT Blitz、暫く前にまた知らない戦車が増えてると思ったら、新たに中国軍戦車のライン
ができていたザマス。もっとも戦前〜戦後間もない頃の中国は戦車の国産なんてできな
かったので、ゲームでもティア1〜ティア6は
既に他国用として出ている戦車そんもまんま(か、かなり近い 物)
ばかり。具体的にはティア1はルノーFTの足回り改良型NC-31、 ティア2はT-26の原型である
ヴィッ カース6t軽戦車、ティア3は日本軍から捕獲した九 七式中戦車チハ、ティア4は米国が
供与したM5A1 軽戦車、ティア5はソ連から購入したT-34、 ティア6はT-34-85を国産化した
58式戦車。 性能もほぼ同じなんで、戦い方もこれまで語った他国戦車と同じザマスな。
ちょっと面白いのは、中国が購入したのは47mmQF砲搭載のヴィッカースなのザマスが、
ゲームでは砲塔と武装がT-26に準じた物に改造できたり、57mm砲搭載型のチハに
ソ連製45mm砲を搭載できるところか。

(まだ中戦車のラインしかないザマスが、無印WoTでは軽・重・駆逐戦車のラ インもあるので
この後もっと増えるものと思われ。T-34から軽戦車、58式から重戦車に発展するので、
この二つはラインができるまで売らずに残して置いた方が良いザマスな。)



'18/02/06
「ゲバゲバ90分」は、視 聴者に対する突き放し加減が小さ くノリが違う

「ポプテピピック」のアニメのように、特にオチの無い(オチてるとは思え ない)まま次のネタに
続く、という技法は別に目新しい物ではなく、1990年代だと「ウゴウゴルーガ」、1970年代だと
「モンティパイソン」なんかがそれだったザマスな。一つ一つのネタで完結せず、全体として
「何かおかしい」雰囲気を作っていたザマス。フレーズやギャグがミームとしてあちこちで使わ
れるのも共通してるし、わかりにくいネタに対し「あーなるほど、だいたいわかった」と言って
くれる、笑いを理解したと自認する「共犯者」たちと共に。こういった作風は

「流れ」と「勢い」が重要、なので飽きられ たら一旦終了
盛り上がり方が急激で、しかしその人気が何年も続くことはなく、終了直後 はまた急激に廃れ、
ずっと後になってから再評価され、今度は古典として語り継がれるようになっていくものザマス。


(基本的にシリアス作品のはずの『ニンジャスレイヤー』も、 視点を変えるとツッコミが入らない
立派なボケっ放しギャグに。やはり劇中のフレーズがインターネットミームになってるし。)


'18/02/07
ネットを閲覧し動画を観てゲームを やってetc、TVなんて観るヒマはない

せっかくamazonプライムに入っている(のに気付いた)ので、無料で 観れるストリーミング
ビデオを楽しまねば損、ということでグランドツアーやトップギア(旧メンバー)やいろいろ映画
を観ているところ。「アバター」なんてメジャー作品でも、私は上映後9年目にして初めて観た
ザマスよ。昨年公開の「ゴースト・インザ・シェル」まで無料だったのでようやく観たザマスが

オリジナル部分が「ロボコップ」な事を除け ば極めて原作(アニメ)に忠実だった
主人公が白人になったことで巷では色々批判されてたザマスが、ストーリー 上合理的に
納得できるものになってたし。あと、他のいかなる「攻殻機動隊」より話が解りやすいw。
日本人からはたけしの演技にも批判があったザマスが、「ファッキンジャップぐらいわかるよバカ
ヤロウ」と言いそうなな荒巻ではあるけれど、あれはあれでおもしろかったザマス。しかしこれも
また設定や人名が押井版やSATベースだし、PS1のゲーム版アニメパート以上に大元の漫画に
忠実な映像化がさっぱり無いザマスな〜。


(有料レンタル(再生を始めてから48時間有効)でも週末 99円なんてお得なのもあり、一部で
話題の『バーフバリ』を今観ているところ。)


'18/02/08
WoT Blitz同様、リアルさよりスマホでのゲーム性を優先して正解

最近始めたWoT的なネットゲームの中の一つ、空戦物である「War Wings」(この手のは似た
ようなタイトルが多くて紛らわしい)、ハインケルHe51から初めてアラドAr68、メッサーシュミット
Bf109Bと進化させ、ようやくBf109Eまで来たところ。

20mm機関砲とダイムラーベンツエンジンの おかげか急に勝率アップ
4機対4機の空戦なのザマスが、常に味方側のトップか二位はとれるように なったし。これは
現用機の照準器みたいに、機銃が命中するタイミングで射撃表示が出て、しかもロックオン
してくれる上、Gの影響による小便弾にならないので、現実には弾道特性の悪いエリコンFF
でもガンガン命中、弾切れは早いけど現実にはできない翼内機銃の再装填もできるため、
火力の強化の影響が目に見えて大きいのザマスよね。またエンジンの強化で垂直面での
旋回能力が向上、後ろにつかれた際、横転回避から急上昇・宙返りで逃れられる確率が
上がったザマスな。敵機と衝突しても損傷するだけで即墜落ではないし、IL-2シリーズの
ようなリアルな「フライトシム」とは勝手が違う「ゲーム」ザマスが、慣れてくるとこれはこれで
面白くなってきたザマス。
(追記:しかしレベルが上がり対戦相手の機体に格上、スピット
ファイアVやIX、P-40NやP-51A、Yak-7BやLa-5なんかが出てくると、途端に撃墜ペースが
落ちるのは仕方が無いか。)


(現実には真正面か真後ろにでもつかないと連続して機銃弾を当てられない ものザマスが、
このゲームだと真横や斜め方向でもかなり当たるザマス。とにかく敵の死角に回り込む
ことが求められるのは現実と同じザマスが。)


'18/02/09
JOJO並に時間経過に比べてのセリフ量が多い (まあいつものこと)

弱虫ペダル GLORY LINE 第5話・・・インターハイ一日目ラストスパート、カーブでのギリギリ
の牽きを行い落車する黒田。その甲斐あって追いついた葦木場、三人によるゴール争いに!
なんか時間調整なのかアバンタイトルが再 放送で妙に長い
ゴール前1kmを切ってからさんざん時間かけてここまできたのに、尺 稼ぎはねえザマしょ。
実際、放映時間1/3経過で250mしか進んでねえw。そしてゴール前100mからがまた長い、
更に加速!という演出をやってるのにゴールが遠のく感じで、いくら少年漫画時空だからと
言ってもこれはちょっと。いっそ「600万ドルの男」や「バイオニックジェミー」みたいにスローモー
ションのカットを、例の効果音とともに使ったらどうザマしょ?(だいなし)あとゴール前の声優
大絶叫大会、これがまた予想以上に繰り返されくどい、選手役だけでなく応援役も大変だ。
実際、ゴール後の表彰式のところまでやってよかったんじゃね?

(もとからアレな言語感覚が更におかしくなっていく御堂筋くん、ギリギリすぎて壊れていく感じ。)



'18/02/10
楽をするための努力と発想は惜しまない

休みだけど寒いのでお外に出たくない、というか食料買う以外に特に用事もない時用に、
寝たままamazonプライムのストリーミング放映とか見なが過ごすための工夫。ちょうど
ベッドの上に、室内で洗濯物を干すのに使うロープ(梯子状になっていてハンガーが動か
ない)が渡してあるので、そこにハンガーを6個組み合わせ天井から吊るすオブジェみたい
なものを作って下げ、寝た状態で目の前にレノボのYogaPad(フッ クにひっかけるのによい
穴が空いた板付き
)が来るようにしたら、これが実に良い具合。
支える手が無用になって、存分にぬくぬくゴロゴロ できるわい
ああ息をするのもめんどくせぇ〜(byゲイラ様)、イギリスの低額公営住宅の生活保護
受給者並にブラブラしながら暮らしてえ〜(カス)、な状態で、こんなこと毎日やってたら
確実に筋力が落ちて太って醜くなるザマスな。そこにストロングゼロを加えて無事死亡。

(グランド・ツアーに続き、amazonオリジナルドラマの『高い城の男』な ども観始めたザマス。)



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