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'14/01/01+02
「ジャングル大帝」と「ライオンキング」です らパクリ扱いにはしなかったのにね

例によって例のごとく「あけましておめでたくあります」。
一昨年まで奇跡的に晴れの元旦だった新潟市。昨年は雪で真っ白、そして今年の元日の午前中、特に9時ごろは
落雷と大雨の嵐!今参拝中の人たち存命なりや?ってくらいの悪天候
まあ例によってこの季節、山の天気みたいなもんで移り変わりが激しく、午後からは落ち着いて曇り空。普通に何敗できたザマスが。

ところで昨年末、10年前の漫画の作者の片割れが「人気アニメの『キルラキル』が自分の作品にきわめて似ている」とネットでクレーム、
これが「キルラキル」ファンの怒りを買ってかブログ炎上中ザマスが・・・
そりゃパロディー元が同じで同方向に作ったネタが被るのはあたりめえザマしょ
そもそも独裁者的リーダーに統制された「学園」を舞台に反逆する主人公、ってパターンは「男組」などの'70年代熱血学園少年漫画で
あり、その過剰さから発する「シリアスな笑い」に気が付いて「熱血学園コメディー」とでもいうべき新ジャンルを、'80年代に「炎の転校生」
で立ち上げたのは島本和彦。加えて「キルラキル」の「着た者の体力を強化する学生服」も、「炎の転校生」の後半に出てくるのザマス
よね。ゆえに一ジャンルの「始祖」として、島本先生には一言物申す権利があると思うのザマスが、
その頃ご本人は「キルラキル」と「炎の転校生」のコラボ同人誌を描いていた!
カッチョイ〜!そこにシビれる!あこがれるう!・・・このように口より手を動かす人こそ正しく「作家」なのであるなあ。

(加えて10年前の相方は『パクってるわけない じゃん』と否定的ザマス。なんというか、実在しない『自分が描いていたはずの成功作』
があって、その幻を追ってる感じ。)




'14/01/03+04
言語感覚はファミ通「ゲーム帝国」=アタリの アーケードゲームのそれを思わせる

正月早々、風邪でいきなり体温が39度に上がってダウン。実家で寝正月状態ザマス。歳くうと熱が下がりにくくて困るザマスな。風邪薬
ってのは売薬も医者の処方するやつも各症状の対処用(咳を抑える、熱を下げるなど)であり根本的な治療用ではないわけで。そもそも
発熱は、ウィルスの増殖を抑える、白血球の活動を高める、免疫力を高めるという自衛作用で、結局風邪の治療は栄養とって体を休め、
体がウイルスに打ち勝つのを待つしかないのザマスよね。

ところで昨年、最後に買った漫画は「ニンジャスレイヤー 〜マシン・オブ・ヴェンジェンス〜」(デジタル版)。外人が天然で勘違いした日本
感で描く、サイバー忍者小説(Twitterで翻訳連載中)のコミカライズ版ザマス。前々からその存在は知っていたのザマスが、「コミック
マスターJ]「アクメツ」「真マジンガーZERO」のコンビによるもので、原作の妙な言語感覚そのまま生かすしつつ気合の入った作画、下手
なアレンジを加えない実際「正しい」コミカライズ。まず「ドーモ、○○サン、ニンジャスレイヤーです」「ドーモ、ニンジャスレイヤーサン、
○○です」とアイサツから始まり、ニンジャカラテとジュー・ジツを駆使、敗者の「サヨナラ」の一言と爆発四散で終わる、そんな戦闘描写。
いろいろ間違っているのに「実際」(これも多用されるフレーズ)カッコイイんだから仕方ない
'80〜'90年代ごろの勘違いニンジャ物の正当発展型という感じザマスが、あっちによくあった中国との混同やカンフーはあまり無いの
ザマスな。(聖なるヌンチャク、なんてのは出てくるようだけど)まあアレはショー・コスギが原因ザマスが。

(原作の天然ボケに対し、一切ツッコミなしでボケ に付き合ってやる姿勢こそ正当なるコミカライズザマス、実際。)



'14/01/05+06
ネオサイタマは港湾都市(東京が滅び埼玉に飲 み込まれたらしい)、でも「北」に中国地方

風邪は四日連続で熱が下がらず、東京に戻れず実家に軟禁されていたザマス。やっと東京に戻った時点でもまだ38度、医者の新しい
薬(抗生物質等)が効いてきて、やっと37度を切ったところ。本当に歳とると治りにくいザマスな〜。風邪はむしろひきにくくなったのに、
一度ひいたら治りにくい、例えるなら「装甲は厚いがダメージコントロールが貧弱な戦艦」みたいな?

で、寝ている間に「ニンジャスレイヤー」の小説ネット公開分(もとはtwitterでの公開だが、まとめたTogetter版だと上から下に読める)
を読んでいたのザマスが・・・
文章としては実際ヒドい、しかし面白いのでこれでいい、いやこうでなくてはいけない
「イヤーッ!」「グワーッ!」「イヤーッ!」「グワーッ!」「イヤーッ!」「グワーッ!」(×3繰り返し)・・・とか、これが持ち込みの小説
だったら編集者が「なめとんのか」と言いそうな文章。日本の地理や文化や慣習の間違いなんて些細なことザマスよ。むしろ半端な
日本的表現「チャメシ・インシデン ト」(日常茶飯事)とか、間違ったことわざ「アブハチトラズ」(本来の意味と逆で一挙両得のこと)とか、
キメ言葉の「ハイクを詠め!」(敵にとどめを刺す前のニンジャスレイヤーが辞世の句を詠めと言っている)地の文に入る(スラングで
怒鳴るヤクザに対し)「コワイ!」(ニンジャの見事な技の成功を見て)「ワザマエ!」「タツジン!」(高所から飛び降りてきた者に対し)
「キヨミズ!」(文字通りの状況に対し)「サツバツ!」とか、変な煽りが入ってるのも面白ザマス。

(勘違い日本物の笑いは1990年代にやりつくし たかと思ったらそんなことはなくて、まだ別のやり方があったぜ、って感じ。)



'14/01/07+08
「外人が考えた勘違い日本」という設定で日本 人が作った物だとしたら凄い釣りのワザマエ

やっと平熱に戻ったので、次回より毎日更新に戻るザマス。

で、また「ニンジャスレイヤー」の話(しかも時期的に何を今更、ザマスが)
「国内の食料品シェアの87%を握っていたヤンバ ナ・サシミ・プロダクト&ディストリビュート社が、十年にわたって、ハマチ粉末に違法な
ブリ粉末を混ぜ、あまつさえ、コクをごまかすため に、危険性が指摘されるプロテインすら混入させていた事が明らかになった。(中略)
ヤンバナ・サシミ社は解体、国民の主要な栄養源で あったハマチ粉末の供給システムが崩壊した事で、スシが食べられず餓死する
人々が前年比30000%をカウントした。」(第 一部ネオサイタマ炎上・『ベイン・オブ・サーペント』2010年8月03日twitter公開 より)
オイコラ、ツッコミどころしかねえぞ全面的に
まずハマチとブリという基本的に同じ魚(流通状は多くの場合天然がブリ・養殖がハマチ、またはサイズによる分類では30〜40cmが
ハマチ・大型はブリ)を混ぜ合わせ、というのが意味不明。高級天然物に安い養殖物を混ぜるっていうのならまだわかるけど、逆だし。
ちなみにこの世界における「スシネタ」は、粉末状に加工された魚に魚介由来エキスを加えプレスで固めたシロモノで、我々の知る
本物のスシは「オーガニック・スシ」という、金持ちにしか食えない超高級品。そしてスシ以外のものを喰おうとは想わなかったのか?
餓死した奴らは??しかも前年比30000%ってオイ・・・このように、どこかろど〜みてもボケっぱなしのギャグとしか読み取れない文章
が続出するのザマスが、じゃあ原作者側がわざとやってるか?といえば、原作者の片割れの日本にいる甥から送られてくる雑誌の
写真などから、「リアリティのある日本」を生み出すのに必要なイメージを集め、それに成功したようなことを自画自賛めいたことを
インタビューで語ってるし!その結果が劇中登場する、映画「ブレードランナー」の背景にあったような珍奇な日本語看板の描写だと
思うと・・・やっぱ天然か!

(CDドラマ版でも、文章そのままで演技は徹底し てシリアスにやってるザマス。『ドーモ、○○ サン』の『サン』の前に一瞬の間がある
ところとか、劇中日本語の言い回しに違和感を残す演出はワザマエ!)



'14/01/09
ファンタジー日本とファンタジー中国には定型 イメージがあるけど韓国には無いザマスな

「日本を誤解した外国人が書いたとして日本人が書いた文章」というものは、自分の記憶の中では、1968年に書かれた(読んだのは
15年も後だけど)筒井康隆「色眼鏡の協奏曲」・・・と、ゆ〜のは10年前に映画「キルビル」を見た数日後の玉砕日報にも書いてた!
この小説は、主人公の小説家のところに日本文化大好きなアメリカ人青年の書いた勘違い小説が持ち込まれ、あまりのひどさに最後
には主人公側も「わざとアメリカを勘違いした小説」を書いて対抗するのザマスが・・・これはまだ日本描写のデタラメさに対し「笑い」
より「怒り」成分が多く感じられるし、劇中の架空のアメリカ人が書いている、ということが明確ザマス。これに続くエポックな勘違い
日本描写物である、1980年に書かれた「素晴らしき日本野球」。勘違い外国人の書いた論文を小林信彦が翻訳した、という建前で、
ツッコミ皆無でボケ倒した野心作。よく読めば日本人が外人のフリして書いてるのがわかるザマスが、日本には「パロディーです」と
いちいち注釈(TVのバラエティーなら、バックに入れられる笑い声)をいれないとギャグであることを理解できない人は大勢いて、リアル
で抗議したり、存在しない「原作者」からのコメントを求める人たちが続出したのザマス。この作品は同様の短編「素晴らしき日本文化」
長編「ちはやふる奥の細道」へと進化していき、個人的にはこのへんで「カルチャーギャップギャグ」を堪能しきって一度終わったの
ザマスが・・・この後の海外ニンジャ映画ブーム、ファンタジーやゲーム等に登場する
日本に対する勘違いを逆手に取った「新解釈日本」
とでもいうべき
世界観は「ニンジャスレイヤー」にも受け継がれており、「これはこれでアリ なんじゃね?面白いから」との価値観の変化
に繋がっていくのザマス。

(丁寧に前振りしたら、大昔から言ってたことの繰り返しになっ た・・・続く)



'14/01/10
オハギとかメンタイとか、何故か麻薬扱い

このところネット上で「ニンジャスレイヤー」ばっか読んでて、ようやく第一部「ネオサイタマ炎上」を読了。あいかわらず文章はアレ(例に
よって戦闘シーンでの同じ叫びの無駄な繰り返し、一部を替えただけの描写の繰り返しとか、行稼ぎみたいなの)な部分も多いし、
日本文化に対し素で勘違いしてる部分はありまくりだし、シリアスなシーンで真面目な顔して何ボケてんだ、って感じのツッコミ+笑い
どころだらけだったザマスが、それがかえって面白いのだから問題無いザマス。この天然ボケ的勘違い部分は、日本人がギャグとして
わざとやるのはちょっと困難なレベルで、例えば近未来日本では絶滅した野生動物が多く、バイオで生み出された新生物が野生化して
よく出てくるのザマスが、
バイオ 水牛だのバイオパンダだの人食いマグロ だのズワイガニだの、ロクな生物がいない
マグロやズワイガニはまだ食用だろうから生み出された理由もわかるのザマスが、スズメとかバッタとか、稲作に被害 をもたらしそうな
ものまでバイオで生み出してどうする?さらに水牛やパンダが何故いる?前者はベトナム戦争イメージ、後者は中国と区別がついて
ないのか?もしかすると劇中、パンダを人工的に生み出し繁殖させる計画があったのかもしれないザマスが、野生化したバイオパンダ
はクマそのもので、人を襲って喰おうとするから、人間側も容赦なく銃で撃ったり狩ったりしているザマス。加えてバイオ水牛は普通の
牛のように放牧され農民に育てられていたり、野生化した物は重金属製酸性雨のせいで皮膚がケロイド状になっていたり、手乗り
サイズのペットであり、猫にも狩られる非力さの「ミニ水牛」(やたら失禁する)なんてのもいたり。

(あとスピンオフ主役的ゲストキャラである女子高 生忍者、ヤモト・コキ=サンがカワイイデスネ。新しく出てくる女性キャラを説明する地の文
では、とってつけたようにやたら『彼女の胸は豊満であった』と書かれるのに、ヤモト=サンは『平坦』と明記されちゃうのが素晴らしい。)




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